2024.11.01
アイアンが番手通り飛ばない!飛距離アップの解決策紹介【佐野愛プロ解説】
アイアンが番手通り飛ばないゴルファーは少なくありません。
特に女性は男性に比べると力が弱いので飛距離で悩む方は多いです。
「7番アイアンも5番アイアンも飛距離が変わらないな・・・」
「ロングアイアイになるほどダブって飛ばない・・・」
その原因は!
ロフトの角度通り当たっていない! |
が多いです。
本記事ではロングアイアンが飛ばない原因と対処法を紹介します。
- ロフト通り当てるコツ
- 力が弱い方の解決策
- スピン量がかかりすぎてしまう
佐野愛プロの動画説明と合わせて参考にしてください♪
ロングアイアンが当てにくい理由
「ミドルアイアンは当たるけど、ロングアイアンになると当たらないな・・・」
こちらの理由としては、以下の事があげられます。
クラブの長さ ロングアイアンは他のアイアンよりもクラブが長いため、正確なスイングが求められます。 インパクトの位置 ボールの打点がずれると、スイングの力が効率的に伝わらず、ミスショットになりやすいです。 スイングの安定性 ロングアイアンは体重移動やバランスが重要ですが、スイング中に安定感を欠くと、正確なショットが難しくなります。 ボールの位置 ボールの位置が適切でないと、クラブが正しく地面に入らず、スライスやフックなどのミスが生じることがあります。 |
アイアン平均飛距離ってどのくらい?
アイアン平均飛距離【男性】
アイアンの平均飛距離は、個人のスイングや体力、使用するクラブの種類などによって大きく異なりますが、一般的なアマチュア男性の平均飛距離は以下のような目安が挙げられます。
番手 | 飛距離の目安 (ヤード) |
---|---|
4番アイアン | 170〜200ヤード |
5番アイアン | 160〜190ヤード |
6番アイアン | 150〜180ヤード |
7番アイアン | 140〜170ヤード |
8番アイアン | 130〜160ヤード |
9番アイアン | 120〜150ヤード |
PW | 100〜140ヤード |
アイアン平均飛距離【女性】
一般的なアマチュア女性の平均飛距離は以下のような目安が挙げられます。
女性のアイアンの平均飛距離は男性よりもやや短めで、以下が一般的なアマチュア女性ゴルファーの目安です。
番手 | 飛距離の目安 (ヤード) |
---|---|
4番アイアン | 140〜170ヤード |
5番アイアン | 130〜160ヤード |
6番アイアン | 120〜150ヤード |
7番アイアン | 110〜140ヤード |
8番アイアン | 100〜130ヤード |
9番アイアン | 90〜120ヤード |
PW | 70〜110ヤード |
飛距離はスイングスピードや技量によって変動するため、女性ゴルファーも練習やフィッティングで自身に合った距離感を把握しておくと良いでしょう。
平均飛距離はキャリー?ランも含むのか
ゴルフの飛距離とは、キャリー+ランの合計です。
ゴルフにおける「キャリー」とは、ボールが地面に落ちるまでの飛距離を指します。
「ラン」とは、地面に落ちた後の転がり距離です。
スイングスピード、クラブのロフト角、ボールの打ち出し角度、スピン量などによって変わります。
キャリーの距離を把握することは、バンカーや池などの障害物を避けたり、狙った位置に着地させたりするために非常に重要です。
打ちっぱなし練習場の地面は硬い場合が多いので、コースよりも転がりやすい傾向があります。
その点、シミュレーションゴルフでは、「スイングスピード、クラブのロフト角、ボールの打ち出し角度、スピン量」など正確に捉え飛距離を出します。
おすすめのゴルフシミュレーション機械を紹介します!
おすすめ機械 | GDRプラス | TWOVISIONプラス |
---|---|---|
概要 | ゴルフ専用練習システムで、スイングデータと打球データの正確な解析が特徴。 | よりゲーム性の高いシミュレーションゴルフシステム。リアルなコースや映像を楽しめる。 |
機能 | クラブスピード、ボールスピード、打ち出し角度、スピン量など詳細なデータをリアルタイムで表示。 | 最新のグラフィックを使用し、コース再現性が高い。国内外のゴルフコースでのプレイを仮想体験可能。 |
目的 | 個人のスイング解析や技術向上をサポート。初心者から上級者まで幅広く利用可能。 | 実際のコースでプレイしているかのようなリアルなラウンド体験を提供。友人や家族とのプレイに適し、エンターテイメント性も高い。 |
サエッタゴルフスタジオではこちらの機械を導入しています。
正確に飛距離を知ることで、コースマネジメントが劇的に変わります!
アイアンのロフト角度はメーカによって違う!
ゴルフクラブの平均ロフト角度は、クラブの種類やモデルによって異なることもありますが、一般的には以下の通りです。
クラブ | 平均ロフト角度 (度) |
---|---|
ドライバー | 9〜13 |
3番ウッド | 15〜18 |
5番ウッド | 20〜22 |
7番ウッド | 23〜25 |
2番ユーティリティ | 16〜19 |
3番ユーティリティ | 19〜22 |
4番ユーティリティ | 22〜25 |
5番ユーティリティ | 25〜28 |
3番アイアン | 19〜21 |
4番アイアン | 21〜24 |
5番アイアン | 24〜27 |
6番アイアン | 28〜31 |
7番アイアン | 32〜35 |
8番アイアン | 36〜39 |
9番アイアン | 40〜43 |
PW(ピッチングウェッジ) | 44〜48 |
AW(アプローチウェッジ) | 50〜54 |
SW(サンドウェッジ) | 54〜58 |
LW(ロブウェッジ) | 58〜64 |
この角度の違いによって、ボールの飛距離や打ち出し角が変わります。メーカーによっても微妙に異なることがあるため、使用するクラブの仕様を確認するのもおすすめです。
アイアンが飛距離が出ない原因3つ
飛距離が出ない原因①|ハンドファーストで打てていない
アイアンの飛距離が出ない原因の1つ目は、「ハンドファーストで打てていない」です。
ハンドファーストとは、ゴルフのスイングにおいて、インパクトの瞬間にグリップがボールよりも手前に位置している状態のことを指します。
ハンドファーストのメリットとして以下の内容があげられます。
メリット | 説明 |
---|---|
飛距離アップ | フェースが立った状態でインパクトするため、ボール初速が上がり、飛距離が伸びやすくなります。 |
方向性の安定 | インサイドアウトのスイング軌道になりやすく、ドロー回転がかかりやすく方向性が安定します。 |
スピン量のコントロール | ハンドファーストで打つことで、スピン量をコントロールしやすくなります。 |
インパクトの安定 | インパクトゾーンが長くなり、ボールを長く強く押せるため、インパクトが安定します。 |
ハンドファーストができない原因は、スイングの様々な要素が複雑に絡み合っているため、一概に特定することは難しいです。
しかし、一般的に考えられる主な原因としては、
- 手打ちになっている
- 意識しすぎて力んでしまう
- 体の回転が十分ではない
- ボールの位置が遠すぎる
など、があげられます。
飛距離が出ない原因②|体重が右に残ったまま
飛距離が出ない原因の2つ目は、「体重が右に残ったまま」です。
ゴルフスイング時において、体の回転が不十分だと体重が右に残りがちです。
右に体重が残ったままだと体重移動がスムーズにできなくなり、ロフトの角度通りボールに当たりずらいです。
その結果、7番アイアンで打っていても9番アイアンくらいの飛距離に落ちてしまいます。
飛距離が出ない原因③|スピン量が多い
スピン量が多いと、ボールが上に浮きやすくなり、飛距離をロスしてしまいます。
一般的に考えられる主な原因としては、
- クラブフェースの角度
- アッパー or ダウンブローの過度な打ち方
- ミート率の低下
適正なスピン量よりも多くなると、ボールが前に進む力よりも、上に舞い上がる力が強くなります。
そのため、アゲインストの風に負けてしまい、力一杯振っても飛距離は出ません。
以下にアイアンの番手ごとの適正スピン量を表にまとめました。
番手 | 適正スピン量 (rpm) |
---|---|
3番〜5番 | 4,500〜6,000 rpm |
6番〜7番 | 5,000〜7,000 rpm |
8番〜9番 | 6,500〜8,500 rpm |
シミュレーションゴルフや弾道測定機器を使うと、各番手のスピン量を実際に測定できます。
例えば、GDR PlusやTWOVISION Plusを利用すれば、打ったショットのスピン量を即座に確認できます。
アイアンの飛距離アップ対策法3つ
アイアンの飛距離アップ対策法①ロフト角度通り当てるコツ
ロフト角度通り当てるためにはハンドファーストで打つ!が基本です。
インパクトまでハンドファーストを保ったままに当てることで、ロフトが立った状態のまま当てる事ができると、飛距離アップにも繋がります。
アイアンによって長さも違うので、全て同じアドレスで、まっすぐに構えてしますとハンドファーストで当てるのは難しいです。
正しいアドレスについて、詳しくはこちらをご覧ください→ アドレスの基本教えます
アイアンの飛距離アップ対策法②力が弱い方の解決策
女性は男性に比べて、力が弱い分ヘッドスピードが足りていない場合があります。
そのため、ロフト角度通りにボールが当たってもキャリー(ボールが地面に落ちるまでの飛距離を指します)が出ずらいです。
無理してロングアイアンを使わず、ユーティリティを選択するのをおすすめします。
最近は女子プロでも、ロングアイアイではなくユーティリティを使う傾向です。
ユーティリティは、ロングアイアンよりも使いやすく、特に以下の利点があります。
利点 | 説明 |
---|---|
やさしい打感 | ユーティリティは大きなヘッドと低い重心を持ち、ボールを上げやすく、打感が安定しています。 |
ミスヒットに強い | 打点が多少ズレても比較的安定したショットが可能で、ミスヒットの影響を受けにくいです。 |
高い弾道 | ボールを高く上げることが得意で、グリーンを狙う際に優れたコントロールを提供します。 |
多様な使い方 | ラフやフェアウェイからだけでなく、ティーショットでも使用でき、様々なシチュエーションで活躍します。 |
スイングの安定性 | クラブが軽く、長さも適度なので、スイングが安定しやすく、初心者から上級者まで幅広いゴルファーに適しています。 |
アイアンの飛距離アップ対策法③スピン量がかかりすぎてしまう
これまでに、スピン量が多くなる原因の一つとして体重移動がスムーズにできていないと説明しました。
体重移動がスムーズにできていないと、ハンドファーストでは打てません。
体重が右に残ったままだとロフト角度通り打つ事ができず、開いたロフト角度になります。
体重移動はゴルフスイングの重要な要素であり、正しい体重移動を身につけることで飛距離やショットの精度を向上できます。
まとめ
正しいロングアイアンの打ち方を習得すると、安定したショットに繋がります。
さらに、アイアンの精度を高めたい方には、サエッタゴルフスタジオのレッスンをご検討ください♪